mardi 6 janvier 2009

有利が地球から行き来する世界。ここでは便宜上こう呼ぶ。発達レベルは中世ヨーロッパほどであり、住んでいる人たちも全員欧米人風である。黒髪黒眼の人間は双黒と呼ばれ、その扱いかたは人間と魔族の間で全く異なる。
眞魔国
異世界に存在する魔族の国。魔王直轄地と十貴族の領地に分かれている。有利による第一印象は「ケタの違うハウステンボス」。また、東洋系の顔立ちは大変な美形とされる。
正式名称は「偉大なる眞王とその民たる魔族に栄えあれ、ああ世界のすべては我等魔族から始まったのだということを忘れてはならない。創主たちをも打ち倒した力と叡智と勇気をもって魔族の繁栄は永遠なるものなり王国」。実際には重要式典以外で正式名称が使われることは無く大抵は「眞魔国」と呼ばれている。
魔王
眞魔国の国主。世襲、身分などは関係なく初代魔王である眞王の言賜によって決定する。現在のところ第24代魔王までには〇〇王の謚(おくりな)が作中に登場するが、近代の獅子王、厳格王からさかのぼるにつれ首狩り王、流血王などの物騒な名前になっていく。一度魔王を輩出した家には、その魔王の徽章が代々受け継がれる。
魔族
異世界では眞魔国で暮らす種族、地球では人間に混ざって暮らす種族である。
地球に住んでいるものは多少人間と比べて運動神経が良かったり、何かの分野で秀でていたり、やや長命な傾向はあるが、外見も能力も人間と大差ない。自分が魔族の血を引くことを知らないものも多く、ほとんどが人間と混血していると考えられる。その「血」を継いでいることや、魔族としての資質に重きを置いていると思われる。
異世界に住んでいるものは、強大な力を持っていたがために迫害されて眞魔国に逃れてきた人間が進化したものであり、人間の国に一族の発祥の地がいくつも存在する(カロリア、ムンシュテットナーなど)。人間の5倍の寿命と、人によっては魔力を持っている。また、美形が多く、美形すぎて魔族だとばれる場合もある。人間からは忌み嫌われる存在である。
双黒
黒髪黒眼の人間のこと。世に二つ並び立たないといないといわれるほど珍しい。異世界では魔族である証であり、眞魔国では敬われ、それだけで十貴族よりも高い地位を与えられる。しかし、人間の国では黒は不吉だとされ、さらに不老不死の秘薬になるという言い伝えまであるため、有利が人間の国に行くときには髪を染め、カラーコンタクトレンズを装着する必要がある(が、アニメ版では『上様モード』になると変装がはがれてしまう)。
魔術
魔族のみが持つ能力のこと。魂の資質を持つ者が要素と盟約を結ぶことによって操る事が出来る。
命文を口にせずに粒子を操るのは至難の業である。
法術
人間が神に祈り、修行を経て身につける力。法石で力を強化できる。神族には、強い力を生まれ持つものも多い。
禁忌の箱
かつて眞王が創主を封印したとされる「地の果て」「風の終わり」「凍土の劫火」「鏡の水底」の4つの箱のこと。鍵は賢者の独断によって決められた 4人の体の一部に封じられ、その一族が魂とともに代々継承する。箱と鍵は対になっている。鍵の一族は、それぞれ順にヴォルテール、ビーレフェルト、ベラール(後にウェラーと改姓、アニメ版では元々ウェラー)、ウィンコットである。「風の終わり」の鍵は最初のひとつのため、他の箱にもそれなりに作用する。
創主
かつて異世界で破壊の限りを尽くしたとされる存在。4000年以上前の時代、眞王の魔力とモルギフの力の前に破れ封印された。アニメ版では眞王を蝕んでいた。
十貴族
フォンヴォルテール、フォンビーレフェルト、フォンウィンコットをはじめ、フォンクライスト、フォンシュピッツヴェーグ、フォンカーベルニコフ、フォングランツ、フォンロシュフォール、フォンギレンホール、フォンラドフォードのことで、貴族の中でも特別な地位にあり、それぞれが広い領地を持つ。国政への影響も強い。ちなみに、創主の戦いに参加した力もつ十の血族とは、まったくの別物である。ウェラー家は創主の戦いに参加したが、十貴族ではない。また、フォングランツの当主はアーダルベルトの父だが、アーダルベルトが出奔後は領地で謹慎している。

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